私は家族二人のケアギバーです。パートナーが2007年に腎臓にがんが見つかり摘出手術。子供たちがまだ大学生だったので経済的な心配もしました。その後2010年に複数箇所に再発が見られ分子標的薬の治療を続けています。薬の副作用で皮膚が敏感になり手足がひどく荒れたり、下痢や食欲不振が薬服用クールのたびに起こり健康管理には気を使っています。
そんな中2020年長女にグレードⅡの脳腫瘍が見つかりました。摘出手術後放射線治療を行いました。手術前には想像していなかった後遺症(できないことや困ったこと)が次々と現れその度に揺れ動く娘の気持ちに寄り添い、症状に合わせた対策を考えて提案したり、アイディアアイテムを自作したりしています。
ケアギバーは気を抜く時間が少ないので自分の気持ちのコントロールも日々心掛けています。
2006年に失語症の方の会話をサポートする失語症会話パートナーの資格をとり活動しています。この活動では失語症の方の「会話の内容をちゃんと理解したい」「自分の考えや気持ちを伝えたい」という強い気持ちを感じます。言葉にならなくても様々な方法でコミュニケーションはできます。会話パートナーとしてその方法を捜しながら楽しい会話のお手伝いをしています。
1991年息子のボーイスカウト入団をきっかけに野外活動などのお手伝いを始め、その後、団の会計から副団員長となりました。2023年に後進に道を譲るまで奉仕活動を続けました。また、近隣で生活する外国籍の方が日本語を学ぶ手助けをするボランティアを2年程しました。