頭痛の悩みが続く
頭痛が気になり、近所の病院に受診することを決めました。たまたま空きがあり、CTを撮ってもらったところ白い影が写ってました。それは腫瘍であることが判明し、その病院では治療ができないため大きい病院を紹介されました。早急の治療が必要とのことで、手術が直ぐ決まり入院しました。良性のはずが・・
脳腫瘍は脳にある特性上、手術前に脳の病変の一部を薄く切り出した細胞や組織の性質を詳しく調べる検査、がん遺伝子検査・腫瘍マーカー検査などのバイオマーカー検査はできません。そのため、正確な診断は手術後の病理・遺伝検査で判明します。手術前に当初主治医からは腫瘍は良性だろうと言われていました。しかし、開頭手術を終え、後日の病理検査の結果「顔つきの悪い髄膜腫」ということがわかりました。そのため、腫瘍を全て取り除くことができず放射線治療(サイバーナイフ)を追加で行うことになりました。病気になって精神的に辛かったこと
私は30代になりスキルアップを目指して研修を受けていた時に病気が判明しました。診断後すぐの入院と治療が必要だったため、志なかばで中断を余儀なくされました。治療を無事に終えたタイミングで研修を完了させ仕事に復帰しました。しかし、仕事復帰後すぐに仕事や人間関係に悩み、精神的にとても落ち込みました。病気を経験した誰しもですが、「時間(命)の有限性」を実感し、私の価値観が大きく変わりました。そのことで、今までの働き方、人との関わりなどに疑問を持つ様になったことが影響していたかと思います。しかし、周りに合わせようとして無理をしてしまっていました。周りは健康な方ばかりです。自分のとっている行動といまいち捉えどころのない本心とで、葛藤を起こしていました。キャンサージャーニーコーチとの出会い
ちょうどその時に、キャンサージャーニーコーチングを体験し、自分と深く向き合う機会をいただきました。病気を経てからというものの、悩みや不安と共に深い孤独感を感じていたことに気がづきました。入院中は、医療関係者の方々が周囲にいてくださり、身体は辛くとも、どこか安心感がありました。自分の生活に戻れることは喜ばしかったはずなのに、いざ戻ると、そこには変化や課題が立ちはだかり、次第にやる気どころか、感謝の気持ちまで失くしかけました。そんな自分にとって、サポートしてくださるコーチの存在は、とても大きく感じました。コーチングを受けることで、思い込みや感情に振り回されていたこと、また自分が大事にしたいことにも気がつきました。少しずつですが、新たな指標が見えてきました。セッションをきっかけに気づいたこと
すぐに大きい目標を立てて、無理をする、または取り掛かれなくなるという悪いパターンに気がつきました。 元々は、勝手に無理をすることが多かったのですが、病後は成し遂げられない、取り掛かれなくなってしまうことが圧倒的に増えました。自分の体力が思った以上に低下していたことに気付かず、思いだけが先走り、うまくいきませんでした。よって、自己肯定感は、どんどん低下していました。そのような事実に、自分一人では向き合うことができなかったと思います。 物事に時間をかけることに対して焦りを感じてしまう自分も、未だにいますが スモールステップこそが、実は確実で最短な道なのかもしれません。セッションで得られたこと
コーチから言われてこころに残っている言葉
コーチからかけてもらった言葉の中でこころに残っている言葉は3つあります。マイナスな感情は、悪いものだという思い込みが、どこかにありました。しかし、「感情」には負は無いということ、全ての感情には意味があるということも、はっとする気付きでした。 どんな感情も排除しようとするのではなく、客観的に捉えることが大事なのだと感じました。
自分では気がつかない自分らしさを価値付けてもらった時の言葉です。自分の中に、他者に対する「あたたかさ」があったのだな、そういう強みもあったのだなと気付かせてもらえたことは、貴重な体験でした。 そして、私の発する言葉や内容から、私自身の特長を引き出してくださるコーチ自身が、とてもあたたかく感じました。
現物主義なところがあるという話をした時、対象を思い起こすことで、いつでも実感できるという不思議な感覚を味わいました。 病気に関わらず、できなくなってしまったこと、手放さなくてはいけないものや別れなどが、人生のあらゆる場面で出てきます。でも、本当に大切な時間やものなどは、いつも自分の心の中にあり、なくなることはないということ。これから先、ずっと忘れることはないであろう大切な言葉です。
あなたはキャンサージャーニーコーチングを親しい人にどの程度おすすめしますか?
10段階評価で10をつけます。
キャンサージャーニーコーチングは、患者、サバイバーなど、病気に関わる方々に特化したコーチングです。他にはない、コーチングだと思います。 かつての自分自身のように、病気の影響で悩んだり苦しんだりしている方、一人でも多くの方々に受けていただきたいです。病気をきっかけに、より自分らしく生きることのできる人生にしていただきたいからです。心よりおすすめいたします。
コーチからQooさんへのメッセージ
Qooさんは研修を受け次のステージへ向かう途中で病気が判明し、目標を半ば強制的に失う経験をされました。
「停滞している状況から抜け出し、目標の再設定をして積極的に取り組める自分でありたい」という思いをお持ちでした。セッションを通じて、停滞を感じている自分の感情に徹底的に向き合い、心が本当に望んでいることに気づき、そこに自分の強みを活かしながら向かっていくにはどのような可能性があるのかを話してきました。
「病気が足かせになっているのではなく、今までの自分の足かせを取り除いてくれたと考える」「今は敷かれたレールの上の分岐点にいると思っていたけれど、実はレールに残り続けるのか降りるのかの状況にいる」とご自身で気づいていたことが印象的でした。
自分自身で気づいたことは忘れることはありません。今後のQooさんのキャンサージャーニーを自分らしく歩んでいけると確信しています。
もっと知りたい方へ
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