サバイバーからスライバー(輝く人)になるために
私たちは脳腫瘍の患者さん、サバイバー、そしてケアギバーの皆さんの人生をより輝かせたいと考えています。「脳腫瘍やその後遺症にうまく対処するだけでなく、今が最も健康で充実した生活を送ることができる時期だと考えられるようになるにはどうしたら良いか?」
そこで、私たちはアメリカ合衆国の脳神経外科及び神経内科のトップクラスである、カリフォルニア大学サンフランシスコ校 脳腫瘍センター(University of California San Francisco Brain Tumor Center)の支援を受け、UCSFの最先端のサポートモデルを日本に導入しました。UCSFで行っているSheri Sobrato Brain Cancer Survivorship Programは全米でも例を見ない充実したプログラムとして世界中で注目が集まっています。そのサポートモデルをもとに2022年7月に日本で初めてのサバイバーシッププログラムとして創設されました。
サバイバーから、より新たな人生をキラキラと輝いて生きているスライバー(輝く人)になるための、機会、サポート、そして同じ病気の仲間たちのコミュニティをつなげる架け橋となれれば幸いです。
脳腫瘍サバイバーを中心に主に心理、身体、そして脳の認知機能の3つの方面から専門のチームでサポートを行う取り組みです。
脳腫瘍コミュニティも拡大しており、定期的に患者・サバイバー・それを支える専門家が一緒に話す安全な場(サポートミーティング)を開催しています。脳腫瘍とうまく付き合いながら、これからの人生でQOLを向上させたい方はぜひこのプログラムに参加してください。
360°あなたを包み込むサポート
脳腫瘍に関わるひとりひとり、360°あらゆる方面からサポートし、病気になってからこそ得た新たな価値観を糧に、もう一度人生の一歩を踏み出す手助けをしたいという思いがあります。このプログラムは多職種の専門スタッフが、脳腫瘍の患者さん・サバイバーやケアギバーのサポートします。脳腫瘍サバイバーとケアギバーそれぞれ、病気と付き合っていく中で必要なケアや情報は異なります。ひとりひとりに最適な時期に最良なケアを提供するため、幅広いサービス・リソースを提供します。体験談
私は、このプログラムに参加することで、脳腫瘍とうまく付き合うためのヒントを得ると共に、自分の身体や生活を客観的に見つめ直すことができることを実感しています。普段のちょっとした困難や不安等に対し、共感してもらえることも嬉しいです。