がんの治療は、身体を治すことに集中します。でも、治療が終わった後の「こころ」はどうでしょうか?
「どうして私が?」「この先どうすればいいの?」——そんな問いに、医療チームは答えてくれません。答えはあなたの中にあるからです。
キャンサージャーニーコーチングは、あなた自身の内なる力を見つけるお手伝いをするプログラムです。アメリカで10年以上の実績があり、がん患者・サバイバー・ケアギバーの方が対象です。
カウンセリングのように「過去」を掘り下げるのではなく、「これからどう生きたいか」を一緒に探ります。答えを教えるのではなく、あなた自身が気づくプロセスです。
Qooさんは30代前半。スキルアップのための研修を受け、まさにキャリアの次のステージに向かおうとしていました。
ある日、気になる頭痛で病院を受診。たまたま空きがあったCT検査で、白い影が映りました。脳腫瘍でした。
紹介先の病院で、すぐに入院・手術が決まりました。主治医の「良性の可能性が高い」という言葉を頼りにしていたQooさん。しかし開頭手術後の病理検査の結果は「顔つきの悪い髄膜腫」。腫瘍を完全に取り切ることができず、放射線治療が追加されました。
治療を終え、研修も完了させ、仕事に復帰したQooさん。しかし、戻った職場で待っていたのは想像以上の壁でした。
病気を経験したことで価値観が大きく変わりました。「時間(命)の有限性」を実感し、これまでの働き方、人との関わりに疑問を持つようになっていたのです。
でも、周りは健康な方ばかり。合わせようとして無理をして、本心と行動のあいだで葛藤を起こしていました。
そんなとき、Qooさんはキャンサージャーニーコーチングと出会いました。
最初のセッションで気づいたのは、「自分がどれほど一人で抱え込んでいたか」ということ。病気を経てからの悩みや不安の底に、ずっと深い孤独感があったことに初めて気づきました。
コーチは答えを教えるわけではありません。でも、思い込みや感情に振り回されていたこと、自分が本当に大事にしたいことに、セッションを通じて少しずつ気づいていきました。
日常から一歩引いて立ち止まる時間を持つことで、冷静に自分の本音と向き合えるようになりました。周囲に合わせて自分を見失いかけていたQooさんが、「自分が進んでいる」という実感を取り戻した瞬間でした。
「事実」と「思い込み」を分けるスキルが身につきました。「相手はこう思っているかも」と脚色していた思考パターンに気づき、頭の中がクリアに。心の持ちようが大きく変わりました。
「自分には何もない」と思い込んでいたQooさん。でもセッションを重ねるうちに、自分の中に特長や軸があることに気づきました。これからは、自分に正直に、強みを活かして新しい世界に飛び込みたい——そんな気持ちが自然に生まれました。
「悪い感情はない」
「あたたかい」
「自分の心の中にある」